ネズミ被害を放置すると危険!配管破損で起きる5つの問題の画像

ネズミ被害を放置すると危険!配管破損で起きる5つの問題

レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

ビルや賃貸物件の管理をしていると、「ネズミが出た」という相談は意外と少なくありません。
しかし、多くの場合は「衛生的によくない」「テナントからクレームが入る」といったイメージで止まりがちです。

実際には、ネズミ被害は“建物設備”にも大きなダメージを与えます。
特に注意したいのが「配管被害」です。

ネズミによって配管が壊れると、水漏れ・悪臭・漏電・営業停止など、想像以上に大きなトラブルにつながることがあります。

今回は、ネズミ被害によって配管が壊れる仕組みや、実際に起こるトラブル、そしてオーナー・管理会社が取るべき対策について解説します。


なぜネズミが配管を壊すのか?

「ネズミが配管を壊す」と聞くと、少し大げさに感じるかもしれません。

しかし、ネズミには“かじる習性”があります。

ネズミの前歯は一生伸び続けるため、硬いものを常にかじって削らないといけません。
そのため、建物内のさまざまな設備が被害を受けます。

特に狙われやすいのが以下です。

  • ・樹脂製の排水管
  • ・エアコンのドレンホース
  • ・給水管の保温材
  • ・電線まわり
  • ・ガス配管の被覆
  • ・天井裏の配線・配管

古いビルや飲食テナントが入っている建物では、天井裏や配管スペースにネズミが侵入しやすく、気づかないうちに被害が進行しているケースも少なくありません。


配管が壊れると起きる代表的なトラブル

① 水漏れが発生する

もっとも分かりやすい被害が水漏れです。

ネズミが排水管や給水管周辺をかじることで、ひび割れや穴あきが発生します。

最初は小さな損傷でも、時間が経つにつれて被害は拡大します。

例えば、

  • ・天井から水が落ちてくる
  • ・壁紙がふくらむ
  • ・床が濡れる
  • ・共用部が湿気臭くなる

といった症状が発生します。

特にテナントビルでは、下階漏水に発展すると損害賠償問題になることもあります。

飲食店・美容室・クリニックなど、水を使うテナントでは被害額が大きくなりやすいため注意が必要です。


② 悪臭が発生する

排水管が破損すると、下水臭が室内や共用部に漏れ出します。

これが意外と厄介です。

というのも、「どこから臭っているか分からない」ケースが非常に多いからです。

特に、

  • ・EPS(配管スペース)
  • ・天井裏
  • ・壁内
  • ・床下

で破損している場合、原因特定に時間がかかります。

さらに、ネズミ自体の死骸が配管周辺に残ることで、腐敗臭が混ざるケースもあります。

結果として、

  • ・内見時の印象悪化
  • ・テナントクレーム
  • ・空室率悪化

につながることもあります。


③ 漏電・火災リスクが高まる

実は、ネズミ被害で最も怖いのは“電気系統”です。

ネズミは配管だけでなく、配線もかじります。

すると、

  • ・漏電
  • ・ブレーカー落ち
  • ・機器故障
  • ・火災

につながる危険があります。

特に古いビルでは、天井裏に電線と配管が密集していることが多く、一度被害が出ると復旧工事が大規模化しやすい傾向があります。

実際、ネズミによる配線損傷が原因で火災につながった事例もあります。

「たかがネズミ」と軽視できない理由がここにあります。


④ エアコンの故障につながる

意外と多いのが、エアコン配管被害です。

ネズミはエアコンのドレンホースや保温材をかじることがあります。

すると、

  • ・水漏れ
  • ・エアコン効率低下
  • ・異臭
  • ・内部結露

が発生します。

特に夏場は被害が表面化しやすく、

「エアコンから水が落ちる」
「急に効きが悪くなった」

というクレームにつながります。

テナント営業に影響が出ると、管理会社やオーナーへの不満につながりやすくなります。


⑤ 修繕費が想像以上に高くなる

ネズミ被害は、“発見が遅れやすい”のが特徴です。

そのため、気づいた時には被害範囲が広がっていることがあります。

例えば、

  • ・天井解体
  • ・壁開口
  • ・配管交換
  • ・電気工事
  • ・クロス貼替
  • ・漏水復旧

など、複数工事が必要になるケースもあります。

さらに営業中テナントの場合、

  • ・営業補償
  • ・工事時間制限
  • ・夜間工事

が必要になり、費用が大きく膨らむこともあります。

「配管交換だけで終わる」とは限らないのです。


ネズミ被害が起きやすいビルの特徴

以下のような建物は特に注意が必要です。

飲食店が入っている

食べ物の匂いや残置物によってネズミが集まりやすくなります。

築年数が古い

隙間や劣化箇所が多く、侵入経路が増えます。

ゴミ置場管理が甘い

残飯や段ボール放置はネズミを呼び込みます。

配管まわりの隙間が多い

PS・EPSまわりの穴が侵入経路になります。

夜間無人になる

人の気配がなくなることで活動が活発になります。


オーナー・管理会社がやるべき対策

定期点検を行う

もっとも重要なのは早期発見です。

  • ・天井裏点検
  • ・EPS確認
  • ・漏水チェック
  • ・異臭確認

を定期的に行うだけでも被害拡大を防ぎやすくなります。


侵入口を塞ぐ

ネズミ対策で重要なのは「侵入させないこと」です。

特に注意したいのが、

  • ・配管貫通部
  • ・排水まわり
  • ・外壁隙間
  • ・シャッター下
  • ・ダクト周辺

です。

小さな隙間でも侵入されるため、金網や防鼠材で対策する必要があります。


ゴミ管理を徹底する

飲食系テナントがある場合は特に重要です。

  • ・ゴミ出しルール
  • ・段ボール放置禁止
  • ・清掃頻度
  • ・臭気対策

を徹底するだけでも、ネズミ発生率は大きく変わります。


専門業者に早めに相談する

ネズミは繁殖スピードが非常に速いため、放置すると被害が急拡大します。

「少し音がする」
「天井裏で気配がする」

程度でも、早めに専門業者へ相談することが重要です。

被害初期なら比較的小規模な対策で済むケースもあります。


まとめ

ネズミ被害は、単なる衛生問題ではありません。

配管や設備にダメージが及ぶことで、

  • ・水漏れ
  • ・悪臭
  • ・漏電
  • ・火災
  • ・エアコン故障
  • ・高額修繕

といった深刻な問題へ発展する可能性があります。

特にビルやテナント物件では、入居者満足度や建物価値にも直結します。

「最近ネズミの気配がある」
「古いビルだから少し心配」

という場合は、被害が大きくなる前に点検・対策を行うことが重要です。

小さな異変を見逃さないことが、結果的に大きな修繕費削減につながります。


今すぐLINEで相談する(無料)

LINEで友だち追加

”レギュラーコーヒー(Regular Coffee)”おすすめ記事

  • 「退去したくない」と思われるビルは何が違う?長く入居してもらえる物件の特徴の画像

    「退去したくない」と思われるビルは何が違う?長く入居してもらえる物件の特徴

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

  • 修繕工事の相見積もりで失敗しない!価格以外に見るべきポイントとは?の画像

    修繕工事の相見積もりで失敗しない!価格以外に見るべきポイントとは?

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

  • 台風が過ぎたら確認!ビルに隠れた被害を見つけるチェックポイントの画像

    台風が過ぎたら確認!ビルに隠れた被害を見つけるチェックポイント

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

  • 管理会社は何をしてくれる?ビルオーナーが知っておきたい仕事内容の画像

    管理会社は何をしてくれる?ビルオーナーが知っておきたい仕事内容

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

  • テナントからクレームが少ないビルに共通する「管理の特徴」とは?の画像

    テナントからクレームが少ないビルに共通する「管理の特徴」とは?

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

  • ビルの修繕はどこから?オーナーが知っておきたい優先順位の決め方の画像

    ビルの修繕はどこから?オーナーが知っておきたい優先順位の決め方

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

もっと見る