「もっと早くやればよかった…」と言われるLED工事の費用対効果の画像

「もっと早くやればよかった…」と言われるLED工事の費用対効果

レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

「LEDに変えると電気代が安くなる」とよく言われますが、実際にはどれくらい下がるのでしょうか。
特にビルやテナント物件を管理しているオーナーにとっては、

  • ・本当に工事費を回収できるのか
  • ・どのくらい削減効果があるのか
  • ・テナント満足度に影響するのか

このあたりが気になるポイントではないでしょうか。

結論から言うと、LED化によって照明の電気代は30〜70%程度削減できるケースが多く、共用部が多いビルほど効果が大きくなりやすいです。

今回は、「LED工事で実際どれくらい電気代が下がるのか」を、ビルオーナー向けにわかりやすく解説します。


なぜLEDで電気代が下がるのか?

まず、LEDが省エネと言われる理由は「少ない電力で明るさを確保できる」ためです。

例えば、以前よく使われていた蛍光灯や水銀灯と比較すると、LEDは消費電力がかなり低くなります。

代表的な比較例

照明種類 従来型 LED化後
40W蛍光灯 約40W 約15〜20W
ダウンライト 約60W 約10〜20W
水銀灯 約250W 約80〜120W

単純計算でも、半分以下になるケースは珍しくありません。

特に古いビルでは、まだ蛍光灯・水銀灯を使用していることも多く、LED化の効果が非常に出やすい傾向があります。


実際どれくらい電気代が下がる?

では、実際の削減額をイメージしてみましょう。

例:共用部の蛍光灯をLED化したケース

【変更前】

  • ・蛍光灯40本
  • ・1本40W
  • ・1日12時間点灯
  • ・電気料金単価:31円/kWh

【変更後】

  • ・LED 1本18W
  • この場合、年間の電気代差額はおおよそ以下になります。

年間削減イメージ

変更前

40×40W×12時間×365÷1000×31217,24840 \times 40W \times 12時間 \times 365日 \div 1000 \times 31円 \approx 217,248円

変更後

40×18W×12時間×365÷1000×3197,76240 \times 18W \times 12時間 \times 365日 \div 1000 \times 31円 \approx 97,762円

年間削減額

約12万円程度の削減になります。

これはあくまで共用部だけの例です。
ビル全体や駐車場、外灯、エントランスなども含めると、年間数十万円単位で下がるケースもあります。


効果が大きいのは「長時間点灯する場所」

LED化は、どこでも同じ効果というわけではありません。

特に効果が出やすいのは、長時間点灯する場所です。

削減効果が高い場所

  • ・共用廊下
  • ・エントランス
  • ・駐車場
  • ・階段
  • ・看板照明
  • ・外灯
  • ・トイレ
  • ・給湯室

逆に、普段ほとんど使わない場所は、削減額も小さくなります。

そのため、予算が限られている場合は「まず長時間使う照明から交換する」のがおすすめです。


電気代以外にもメリットがある

LED工事は、単純に電気代だけの話ではありません。

実は、管理面でもかなりメリットがあります。

① 球交換の頻度が減る

LEDは寿命が長く、一般的に約40,000〜60,000時間と言われています。

蛍光灯に比べて数倍長持ちするため、

  • ・球交換費用
  • ・高所作業費
  • ・管理会社対応
  • ・クレーム対応

などが減ります。

特に吹き抜けや高天井のビルでは、このメリットがかなり大きいです。


② テナント満足度が上がる

照明が暗いビルは、意外と印象が悪くなります。

LED化すると、

  • ・明るく見える
  • ・清潔感が出る
  • ・古さを感じにくい
  • ・防犯面の安心感が出る

など、物件イメージの改善につながります。

「なんとなく古いビルに見える」という問題は、照明でかなり変わることがあります。


③ 空室対策にもつながる

最近は、テナント側もランニングコストを気にしています。

共用部がLED化されていると、

  • ・管理状態が良い
  • ・維持管理に投資している
  • ・省エネ意識がある

という印象を与えやすくなります。

特に福岡のオフィス・テナント市場では、築年数だけでなく「管理状態」が重視される傾向が強くなっています。


ただし注意点もある

LED工事にはメリットが多い一方で、注意点もあります。

① 安すぎるLEDは故障しやすい

価格だけで選ぶと、

  • ・チラつく
  • ・すぐ切れる
  • ・色味がバラバラ
  • ・数年で交換

というケースもあります。

共用部は特に毎日使うため、信頼性を重視したほうが結果的に安く済むことが多いです。


② 工事方法によっては配線工事が必要

単純交換だけで済む場合もありますが、

  • ・安定器撤去
  • ・配線変更
  • ・器具交換

が必要なケースもあります。

古いビルほど追加工事が発生しやすいため、事前調査は重要です。


③ 「全部一気に」が正解とは限らない

予算によっては、

  • ・共用部から先に実施
  • ・空室区画だけ実施
  • ・外灯のみ実施

など、段階的に進める方法もあります。

特に築古ビルは、空調や防水など他の修繕とのバランスも重要です。


LED工事は“固定費改善”として効果が大きい

電気料金は、今後も大きく下がる可能性は高くありません。

だからこそ、「使用量を減らす」という考え方が重要になります。

LED工事は、一度実施すれば長期間効果が続くため、

  • ・毎月の固定費削減
  • ・管理負担軽減
  • ・ビルイメージ改善

を同時に狙える設備投資です。

特に共用部の点灯時間が長いビルほど、効果を実感しやすいでしょう。


まとめ

LED工事による電気代削減効果は、一般的に30〜70%程度と言われています。

特にビルでは、

  • ・共用部
  • ・駐車場
  • ・外灯
  • ・エントランス

など、長時間点灯する場所の効果が大きくなります。

また、LED化は単なる節電だけではなく、

  • ・管理コスト削減
  • ・球交換回数減少
  • ・テナント印象改善
  • ・空室対策

にもつながる可能性があります。

「まだ蛍光灯だからいつか替えないと…」と思っている場合は、まずは共用部だけでも試算してみると、意外と早く回収できるケースも多いかもしれません。

今すぐLINEで相談する(無料)

LINEで友だち追加

”レギュラーコーヒー(Regular Coffee)”おすすめ記事

  • 「退去したくない」と思われるビルは何が違う?長く入居してもらえる物件の特徴の画像

    「退去したくない」と思われるビルは何が違う?長く入居してもらえる物件の特徴

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

  • 修繕工事の相見積もりで失敗しない!価格以外に見るべきポイントとは?の画像

    修繕工事の相見積もりで失敗しない!価格以外に見るべきポイントとは?

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

  • 台風が過ぎたら確認!ビルに隠れた被害を見つけるチェックポイントの画像

    台風が過ぎたら確認!ビルに隠れた被害を見つけるチェックポイント

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

  • 管理会社は何をしてくれる?ビルオーナーが知っておきたい仕事内容の画像

    管理会社は何をしてくれる?ビルオーナーが知っておきたい仕事内容

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

  • テナントからクレームが少ないビルに共通する「管理の特徴」とは?の画像

    テナントからクレームが少ないビルに共通する「管理の特徴」とは?

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

  • ビルの修繕はどこから?オーナーが知っておきたい優先順位の決め方の画像

    ビルの修繕はどこから?オーナーが知っておきたい優先順位の決め方

    レギュラーコーヒー(Regular Coffee)

もっと見る